名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-06-06から1日間の記事一覧

樹木の病気

貞享4年4月初め頃。比良の社にある椿の木に人の手のような餅がなるとのことで見物する者がある。薄よもぎの餅のようで人の手というより、色からすると猿の手に似ている。相応寺筋の侍屋敷の榎にはうどんが生えたとのこと。いずれも湿気による木の病であっ…

こちらはあっけない書き方

貞享4年4月13日。朝岡半入三男喜左衛門が乱心。

惨殺

貞享4年4月13日。出来町の坪井庄八が乱心。近江守家来野々村喜蔵の娘で新左衛門の姉である女房、野々村の息子で娘と庄八のところに住んでいた村田角兵衛を切り殺す。召仕の女にも傷を負わす。庄八は捕らえられて牢に入る。庄八の父親は隠斎という者で、…

赤犬ってスパイですかね、それともただの犬

貞享4年4月10日、飯田町で赤犬が死ぬ。町奉行へ届けると足軽ふたりが調べにやって来ると云々。その夜、養念寺でこれを弔う。

ストリーキングってのが昔流行りました

貞享4年4月6日。初めの名は赤紙源助、その後神保佐助と名乗った松岡伝助の召仕が裸で蔵王辺りを徘徊し、その後も所々を走り回る。少し乱心のようにも見えたので伝助は暇を出して請人に引き渡したところ、夜中に又兵衛のところに現れる。門が開かなかった…