名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

惨殺

貞享4年4月13日。
出来町の坪井庄八が乱心。
近江守家来野々村喜蔵の娘で新左衛門の姉である女房、野々村の息子で娘と庄八のところに住んでいた村田角兵衛を切り殺す。
召仕の女にも傷を負わす。
庄八は捕らえられて牢に入る。
庄八の父親は隠斎という者で、清須越以来御園に住んでいた。
大金持ちであったがその後落ちぶれてしまう。
庄八は太鼓等を打ち、御前にも出たこともあった。
喜蔵の娘は唖であったので、金をつけて庄八に嫁がせていた。