名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

それでも信じたい

文政5年8月28日。
この頃、日中の長雨で伊勢町蒲焼町上る東側の鍵屋貞吉という者の座敷の壁に親鸞上人の像が浮き出る。
母は信者であったので騒いだとのこと。
29日に見てくると、何かはわからない形であった。
30日には乾いてしまったと。
本当に上人であれば雨でも晴れでも関係ないはず。
馬鹿らしいことであった。
賽銭が山のように集まった。