名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

火事場泥棒対策

元禄13年3月18日。
巳半(午前10時)、火事だと騒ぎがある。
2度も。
詳しくはわからず。
町中へ火事と騒ぐ者がいたら、捕らえおくようにと。
今後火事があった場合、惣大工(棟梁)などは代わる代わる扶持人の大工に従うか、もしくは作事小屋に集り作事奉行について指図を受けるようと。
作事奉行はこれを引き連れ、火を消すように。
1人につき3人分の経費が下されるはずである。
役人20人は庄三郎に随い、「い」の字の纏を立て、「い」の四半(襦袢)を腰に下げ、火事の際は盗人を見つけ出して捕まえるように。