名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-07-15から1日間の記事一覧

子を亡くしても仕事を全うする

元禄元年12月下旬。熱田で祢宜林加右衛門の子藤左衛門が自殺する。病気療養中であったが乱心かと。加右衛門は来年の頭人であるが、この事件とは関係なくそれを勤める。

では怨恨か

元禄元年12月21日。夜、熱田の弥兵衛という者の子分が名古屋へ繰綿(精製する前の綿)を売りに出かけたが、帰りに榊の森の前で何者かに切り殺される。物取りの仕業とも思えないと。

旦那の敵を取った女房に拍手

元禄元年12月18日。申刻(午後3時)、法華寺町本立寺地子に住む坂源左衛門という犬山の浪人が住んでいた。金貸しをして暮らしていた。高岳院の前に住む隼人正組の川村一郎兵衛が源左衛門に金を借りていたが、そのことで口論となった。源左衛門を切り殺…

周りの勘違いで話は大きくなってしまった

元禄元年12月17日。夜、近頃病死した本条勘左衛門妻の兄弟が中将様御納戸で梶川町に住む早川十右衛門のところへ出向き騒ぎをおこす。発端は勘左衛門妻の持参金のことで、返済の催促があるが残らず返済することは難しいと。10両ばかりで詫びを入れて済…