名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今なら防波堤があるけれど

宝永6年7月4日。
この4、5日大潮で熱田へ高潮が打ち寄せていた。
この日は特に高かった。
正覚寺の畑を潮が満たす。
石臼屋の出茶屋は潮に浸かる。
築出あたりの家へも潮が入る。
夜は焼明を持って人は眠らないと云々。
材木場へも潮が寄せ、惣河戸竜ノ口から1尺(1尺は約30センチ)ばかり残して潮が満ちる。
知多の塩浜などは潰れてしまい、田地も多く潮に浸かる。