名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

用語備忘録

勤書=履歴書
唐網=投網
大腰掛=下級藩士が藩主に拝謁するために設けられた席
御礼=藩主に敬意を表する式
御礼銭=藩主へのお礼の銭
御目見の衆=士の子で無足、無役の相続前の若者
針立=針医者
仏狼機=大筒
廻りの者=市中巡回の目付役
押し者=目付の下に属する捕り方の足軽
払う=売り払う
須臾=少しの間
圭窬=くぐり戸
廻斧=大工が作業にかかること
蔵米引き起こし=藩の蔵へ入れた米俵
切米=知行地を持たない藩士が藩の蔵から直接もらった米
鵝毛飛ぶ=雪が舞い降る
立ち退く=逐電して他領へ行く
源太=丸太、丸木を八角に削ったもの
榑木=材木、丸木を四つ割・六つ割・八つ割にしたもの
杣取=加工
御役料=職務手当
異見=意見
常談=冗談
差紙=呼出状
点頭=うなずく
郷払い=所払い
昌披=着物の前をはだけて、太ももを露わにする
七里=七里飛脚、藩御用の定飛脚
さいとり=仲買人
音信物=土産
古手屋=古着屋
引負=他人に代わって売買し、その結果生じた負債
羽書=藩札
支度=食事
礼剣=士の格式
棚落し=落とし穴
談義参り=寺参り
へんてつ=釣り籠
膾=刺身
鵝目=銭
とたん=米相場商い
御構=立ち入り禁止
春日野=汁付きの茶漬け
不如意=財政ひっ迫
旡=無
控地=放置したままの所有地
文会=勉強会
鯐=ボラの子
免一つ=米1石に対して税が1斗
蔵米取=米での俸給支給
魚へんに異=鮠
穏便=喪に服すること
けんどん屋=うどん屋
とりあげ婆=産婆
御さそい=言い聞かせて勧告すること
寄子宿=口入屋
振袖=若い遊女
ひささ木=きささげ、あかめがしわ
さすが=刺刀、小刀
接客男=後家への入婿
通所、日光通い所、本願寺掛所=東別院
夫食=扶米、お助け米
不浄金=養育料
肝煎=世話人
もっそう(盛相)=木製の椀
三昧=火葬場
徇市=市中に触を回すこと
惣嫁=売春婦
藻花、百花(もか)=売春婦
柿羽織=目明しの手下
取売=古物商
膠漆=友人
出女=売春婦
御はした=下女
鵝目=銭
宝引=くじ引き遊び
揚屋評定所東=武士の入る牢
増水=雑炊
ぬけ参り=おかげ参り
操り=人形浄瑠璃
芝居=歌舞伎芝居
真地=遊郭
四つ手=四つ手網
かえどり=流れをせき止め、そのご水を抜いて魚を獲る漁
三また=小型船
乗合迦宇、迦宇行方、見竜、賢狂=博奕
方穴=銭
利方=一朱金
方黄=二朱金
上米=藩が藩士から米を借り上げること、減俸
花のとう=神社で豊年を祈る祭
うぐろもち=もぐら
念友衆道、同性愛
鼠戸=木戸に設けた小さなくぐり戸
湯立(くかだち)=沸騰した湯に手を入れて犯罪を究明する方法
燭烏=身が穢れること
亭午=正午
公儀=尾張藩
振舞=馳走に人を招くこと
奈良茶=奈良茶漬け(酒・醤油とともに大豆などを入れて炊いた米に煎茶を添えたもの)
増米=所定の税米に課徴した税米
役儀差上=隠居
はなねじ=馬の口を御する道具、十手
悪性宿=売春宿
闕所=所領、財産を没収する刑罰
差人=断りもなく無理に人を押しつけること
口米=藩への貢納米(税)
弁桶=弁当
馬の頭=馬の塔
裏判=上司の印判
狼跋=進退が窮まること
馬陰=偽善者
亀井の道場=円福寺の境内
借金=貸した金
岡都=盲人の官名、単に盲人の場合も
せいろう=蒸し菓子
さいとり=仲買人
音信物=土産物
白人=素人
羽書=藩札
半切=底の浅いタライのような桶
明組=頭を持たない組
押込=米渡しと金渡しの給与を平均すること
がつそう=総髪
銀漢=天の川
勢瀾=大きな波
家老=支配人、差配人
札の辻=高札を立てた辻
団浮山=断夫山
ホコ=かやぶき材
薦=むしろ
肱=のど
悉皆人=家中を取りしきる人
六尺=下僕、駕籠かき