名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

あの乱心し、江戸から連れてこられた喜右衛門

元禄13年6月12日。
近頃、馬杉喜右衛門が白昼脇差を盗んで逃げ出す。
横井十郎左衛門西の横町で何とか叩き伏せて捕まえる。
預主権右衛門は暑くて裸でいたが、襦袢だけで刀も差さずに追いかけた。
親類の御茶道は傷を負い、通りがかりの中間も袂を切られる。