2022-11-23 これは優しい 鸚鵡籠中記 元禄7年6月2日。御国御用人から虎の間で広井組へ申し渡しがある。雨が降れば一切参上する必要はない。御出ましの際も雨が降り出せば拝謁せずに帰ってもよい。急に御出ましや御前を見えぬよう走り抜けることができない場合は、雨が降っていても拝謁するように。もちろん大腰掛に参上していても、雨が降り出せば帰るように。御供先での雨は町屋などへ走り込み帰るように。公が雨に濡れるては大変と思われてのこと。