名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-09-10から1日間の記事一覧

物騒だなあ

元禄4年8月。荒子村で百姓が人をたたき殺す。このため牢に入る。

ちょっと恥ずかしい

元禄4年8月21日。山崎平八は流星(花火)の準備のため、藪際で筒薬(火薬)を加減していた。少し燃やしてみると薬研(やげん・薬などをひいて砕く道具)の薬に火が燃え移りひげ面を焼いてしまう。しかし、阿知波源七が治療して元通りとなる。

手弁当で奉仕するのは宗教の力

元禄4年8月。近頃、日光通所(名古屋別院)を橘町裏に建立するとのことで一向宗数1000人がやって来て地をならす。その広さは四方2町(1町は約100メートル)ほどで田地はその下に埋もれてしまう。まさにこれは国弊(奉献)である。百姓らは溝を掘…

豪華絢爛

元禄4年8月15日。七ツ寺で入仏が行なわれ、多くの人が集まる。普請は昨年始まり、ようやく今月に終わる。柱桁には金箔を押し、天井には黒漆を流す。彩画に目を奪われる。尾張はもちろん京にもないと。

この世の極楽

元禄4年8月15日。晴天、文左衛門は友6,7人と連れ立って星崎へ出かける。星の宮神主村上薩摩の家へ寄り、その後子息蔵之丞も連れて塩焼所(製塩所)へと出かける。更に南野を通って左衛門城跡へと登る。空は晴れ渡り、民家から立ち上る竈の煙が見える…

夜番って何もしていないのでは

元禄4年8月12日。天野四郎兵衛のところの者が新町で狼藉をはたらく。夜番が側にあった棒で首を打ち砕く。しかしこちらの話が真実のよう。夜番は中へ茶を飲みに行っていたので過料銭(罰金)を払ったとも。近所の者たちが出てきて頭を砕いて縛り上げので…