名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-05-28から1日間の記事一覧

嘘をついてないか

貞享3年8月25日。為姫様御伝衆井上新之右衛門が乱心。足軽頭岡寺縫殿右衛門より足軽を遣わして番をする。智姫様よりお使いとして上る際、白須賀において召仕を手討ちにしようとして取り逃がす。宿の者に頼んで縄をかけ、問屋に預ける。追って尾張より迎…

余震ですな

貞享3年8月16日。辰(午前7時)過ぎ、地震がある。夜までに地震が8度あり、そのうち2度は強く揺れる。

これが身分というもの

貞享3年8月15日。出雲様(松平義昌)がお忍びで熱田沖へ出かけられたところ、御目見衆の船が押し合いへし合いし、櫂で船をよけようとして海へ落ちてしまう。ようやく船に這い上がるが、出雲様の船と知って又海へ飛び込み元の船へと戻る。

離婚すればよいのか

貞享3年8月15日。未刻(午後1時)、出来町にいる居合の師平岩清伝という浪人が牢に入る。その後10月3日に追放となる。妻子は離別とのことで罪を免れる。

相談相手がいれば

貞享3年8月15日。朝、天王坊の内の常林坊で、山下仁左衛門槍持が自殺する。乱心による。

建中寺とあろうところで

貞享3年8月13日。建中寺の住持阿春が追放となる。寺社奉行から申し渡す。その場で直ちに寺を出る。住持の兄の道円という納所坊主(会計担当)は、乱暴かつ非道を働く。全てにおいて行いが悪く、阿春と悪事を働く。道円は昨年悪事を働き、追放を仰せ付け…

なぜ切りつけた

貞享3年8月13日。伊部安太夫が縫殿中小姓永井新之右衛門を切る。

そうか今でも埋葬許可がいる

貞享3年8月4日。養林寺が逼塞となる(門を閉ざし白昼の出入りを許さない処罰)。その後8月9日に許される。森左平死体を無断で弔ったため。妙蓮寺・常徳寺も不届きがあると。

じゃあ、なぜ自殺

貞享3年8月4日。七間町米屋が便所で自殺する。広沢平八郎に金を借りていたが、とっくに返済したとのこと。