名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-05-09から1日間の記事一覧

迷惑な酔っ払い

貞享2年11月22日。(竹腰)龍助上屋敷門前で六郎様(松平友重)衆高松半助家来が酒に酔い、脇差を抜いて紙売を追いかける。その上、紙を取り散らかす。

追放とは穏やかでない

貞享2年11月13日。夜、鍋屋町裏普蔵寺の住持を万松寺より追放する。その跡は智識所となる。寂良が入る。

なぜ弟まで行方不明に

貞享2年11月10日。辰半刻(午前8時)、天野茂太夫が座敷で堀田孫左衛門を切って逃げ去ろうとする。そこで、孫左衛門に居候する浪人堀田安左衛門と出くわし、玄関前で切りつける。未の刻(午後1時)前に安左衛門は死んでしまう。茂太夫は浅田八郎左衛…

保証人にはなるな

貞享2年11月。勝鬘寺町の紺屋(染物屋)が自殺する。甥の借金200両、その手形に加判したためと。

大事には至らず何より

貞享2年9月中旬頃。魚棚の者が上畠堀川辺りで何者かに肩を切りつけられ、家へ逃げ込むと。

どちらが真実

貞享2年9月中旬頃。加藤源太左衛門厩の者が、御目付衆に東下馬のあたりで主人に甚だ打たれていると訴えると云々。水野内蔵は小頭に命じて源太左に口書(供述書)を出させると云々。源太左によるとこの者に不届きがあったので打っていると、いつの間にか逃…

3月の事件関係者、みな現れる

貞享2年5月28日。取田才兵衛と松本から行をくらました喜八を清水彦衛門のところに待つ。先日の悪人を建中寺から乗り物で出すが、取り逃がし、建中寺へまた走り入る。