名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

仮の戒名で葬儀を行うのか

宝永5年5月4日。
石河章長が日置の屋敷で亡くなる。
60歳。
今朝小便に行って戻ると、胸が痛むと言って全身がすくみ亡くなる。
卒中のようであった。
日頃から大食いで腎虚(腎臓などの病気)であった。
6日の朝に棺を出し、濃州上野村真言宗大須宝性院の末寺蓮華寺で葬る。
宝性院は末寺を連れて上野へ出向く。
等空院殿天山章長居士と号す。
ただし、これは宝性院が付けた仮の戒名で、本当の戒名は京の大雄院が付けることになっている。