名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

理不尽な

宝永2年11月28日。
酉(午後5時)過ぎ、京町通り升屋町で平尾検校の弟子矢尾都という座頭が守屋善六のところに按摩をしに行った帰りに中間らしい者と連れになる。
この者が三弦などやるのかと言ったので按摩をやると答えた。
按摩は不真面目だと言いいながら、肩(長さ3寸(1寸は約3センチ)、深さ1寸ほど刃先はずれた)と臂(肘)を少し切って逃げ去る。
座頭は肝をつぶし、家へ帰る。