名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

名古屋の人も祭り好き

文政5年10月19日。
古渡稲荷ゑびす祭りが今年から始まり、大賑わいとなる。
楽殿の北東に舞台を拵えて若者が獅子舞をし、端(俄)狂言を演じる。
作り物をたくさん拵え、菊畑・獅子に牡丹・大提灯、また向かいの京の店には鶴に日の出、瓢箪に駒などの寄物細工。
夜は手おどり(物真似、壬生狂言)も行われる。
20日は朝から前田村から獅子舞、大神楽の屋体(屋台)が美しく飾ってやって来て芸をし、また若者は棒の手を行い、槍、長刀を使って群れ集まる。
昼過ぎからの雨のため踊りなどはは中止となる。