2023-01-02 またまた清寿院 青窓紀聞 文化12年秋。この頃から城南清寿院へ上方の役者がやって来て、復讐高音鞁を演じ、大当たりとなる。朝は夜の明けぬうちから大入りとなり、日が暮れてからも一幕を行う。我童は浅間左衛門、市紅は富士太郎、桜子は嵐富三郎が勤める。その時彼の極上上吉片岡仁左衛門が狂歌を扇に書いてお礼として配った。前代未聞の大当たりであった。(後略)(中略)その頃の大流行りであった。