名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今の介護疲れのような状態だったのかも

元禄5年6月19日。
夜明けは薄曇り。
光友公は卯刻(午前5時)に鳴海を出発なさる。
辰一点(午前7時過ぎ)に御城に入られる。
文左衛門は山崎まで出かけて拝謁する。
先走り、道中ともに変わったことはなかったが、馬1頭が死んだ。
井内記若党甚六が浜松で乱心し自害したと。
内記が道中で煩い、甚六はその介抱のため昼夜寝ることもできなかった。
その日は不覚にも眠ってしまい、目を覚ますと辺りに人影はなかった。
近頃の疲れからか意識が朦朧とし、数日眠り続けたように感じこの如くと云々。