2022-07-29 知能犯 鸚鵡籠中記 元禄2年12月10日過ぎ。駿河町の小屋で女ひとりが機を織っていたが、隣に茶を飲みに出かける。その隙に盗人が少ししつらえた物置へ入り、衣服などを盗んでいた。すると女が戻り機を織り始めたので出るに出られなくなってしまった。そこで女の櫛箱にあった紅・白粉を取り出して顔に塗り、にゅっと出ると女は気絶してしまう。その間に盗んだ物を持って逃げ去った。