名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大事にならずに済んだのは何より

貞享5年6月16日。前島喜太夫若党を草履取が少し傷を負わせるが、お互い引き上げると。

博奕で熱くなったいたのか

貞享5年6月6日。鍋島殿が熱田にお泊りになった際、上下の者が博奕のいさかいでひとりを切り殺そうとするが殺しそこねると。

楽しみに出かけたはずなのに

貞享5年6月6日。隠居した柳生兵助家老が熱田の祭礼見物に出かけたが、車(山車)に足を轢かれて帰ってきた。その後2日ほどすると死んでしまう。名は吉兵衛とのこと。5日の祭りは雨のためこの日に順延になっていた。

相場を扱うのは素人では無理

貞享5年5月7日。納屋の町人と勢州津の米屋がトタン(米相場)商をしていたが、米の下落にあう。津へ帰るために佐屋へと海を渡るが、津島のあたりで自殺する。

旅は予定通りにはいかない

貞享5年5月7日。紀州中将様が熱田にお泊りになる。初めての暇(いとま)とのこと。5日晩にお泊りと関札(せきふだ・宿に誰が泊まるか記した札)にはあったが、遅れてこの日となる。

江戸時代から自殺は多い

貞享5年5月4日。玄海山南で久野杢太郎中間が自殺する。

今なら虐待の疑いなどと

貞享5年5月7日。先月中ごろから水野弥太夫子の行方がわからなくなっていた。この日にそのことが出雲守様(松平義昌)御伝衆に報告があったと。継母が厳しかったからと。

何をしでかしたのやら

貞享5年5月。犬山組中垣宇右衛門が改易となる。