名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-05-07から1日間の記事一覧

トカゲのしっぽ切りとはこのこと

貞享2年10月25日。蒲焼町筋大津町と伊勢町の間にある長野修理宅で川野喜兵衛が切腹となる。御使は三宅逸平次、御目付は川澄平左衛門。喜兵衛は辞世を修理宅の床に残すと。金山に関係してのこと。首謀者は渡辺新左衛門等だが、喜兵衛に罪を負わせる。子…

熱田沖で鮫とは

貞享2年10月20日。熱田沖で鮫が漁師のえび網にかかる。21日には中将様(綱誠)が御覧になる。大きさは1丈2寸(1丈は約3メートル、1寸は約3センチ)。熱田頭人へこの鮫が渡される。大きな魚を捕らえた時は大体体頭人に納める。これは吉例と云々。

獄門とは大罪

貞享2年10月9日。瑠璃光寺隠居と太郎吉母を名古屋町中へ引き渡す。その後11日に神戸村へ引いて行かれ獄門となる。

ちゃんと原因も書こうよ

貞享2年9月19日。田嶋内蔵ならびに千秋刑部家来武太夫がともに追放となる。

原因を知りたい

貞享2年9月19日。かぶき者の加川六弥を乾徳寺門前で捕らえ、牢に入れる。もう一人も牢に入る。この件で10月2日に正信院南寮・東月院寂善・証浄寺素門・永安寺末寺宗隆寺が共に追放となる。10月5日には牢に入っていたかぶき者二人が追放となる。

こういう考えが昔はありました

貞享2年9月8日。長久寺で行われた説法の際、聴衆の中で女性が産気づき大出血となる。場をけがすと。説法は法花科註の講。