名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

ちっとも当たらなければいくら景品がよくても人は集まらない

文政4年11月24日。
熱田大宮司門前で奉納の射的(しゃてき)が行われる。
南矢落(南が的)にする。
この催主は智多ならびに三河あたりの農商であった。
金100疋ずつ持参すれば誰でも参加できた。
金の的を射落せば景品金10両を渡された。
その他の的にもそれぞれ景品があった。
御弓打松波佐助が参加して元を取る程度の景品を取ったようだと話していた。
思ったほどに人が集まらなかったと。
毎年奉納するつもりがこのためか今年限りとなる。