名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-08-11から1日間の記事一覧

思わせぶりな書き方

元禄3年6月。平田屋が逼塞となる。女房のことで。

権斎はいい人ってことなの

元禄3年6月30日。御上国御礼の使いとして渡辺半蔵が江戸へ下り、使いを終えて江戸より帰り着いたこの日の朝、茶道坊主権斎を掃除坊主金斎が切り殺し、塀を乗り越え野崎源五右へと立ち去る。その昔、権斎は半蔵に目をかけられており、娘も奉公に出してい…

ご栄転

隼人正歩行でまたの名を用馬次郎右衛門という者は高須に知行があったが、近年落ちぶれて昨年暇をもらい、大光院を頼って剃髪し、庫裡で道心(仏門に入った者)として暮らしていた。去年の冬、西国巡礼に出かけ縁者のある讃岐高松を尋ね逗留していると、その…

持ち主はショック

元禄3年6月24日。卯半(午前6時)過ぎ、飯田町の下松岡玄与家の裏にある借家が残らず焼失する。