名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

昔から切符を偽造する奴はいたんだ

文政5年閏1月17日。
故大野彦三郎3回忌の追善能が行われる。
先月28日から延期されており、丹羽文吉、諸井源兵衛、大倉六助などは帰ってしまっていた。
舞台前の見物場は畠を壊して歴々の子らの桟敷にし、平地はいろはに分け、切手(切符)を渡した。
この切手の偽物が出回ったので作り直した。
地謡、後見(介添え)などに至るまで長襠(仕舞袴)を着用していた。
(朱書)大須塔の2重目が出来上がる。