名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

餅を食べるのなら、害もないだろう

文政9年。
8月1日に雑煮の餅を食べると、流行り病にかからないとの風説があり、家々では餅を食べる。

今年は豊年だと。
水野街道で稲穂が良く実ると。
またそのあたりでは稲に鳥が巣を作ると。
役所へも報告し、人が触らないように番をすると。
また大曽根あたりの田では水鶏(くいな)が巣を食べると。

8月20日から法花寺町法輪寺で、京の妙顕寺姿見祖師三菩薩の御骨ならびにその他の宝物を弘通する。

9月5日、己ニなる金ニあたり開運富貴の修法すべしという一枚摺りが本屋で出回る。

天守の鯱の普請がある。

町々へ犬防ぎの柵を拵えろとの触れが出て、町々では竹の木戸を拵える。

10月1日、遠くで火事がある。

10月5日、天道冨(富突き、富くじ)が広小路神明で初めて行われる。

同8日、物静かにするようとの触れが芝居へ廻るが、後に間違いだとのことで取り消される。

9日、野村泰順の風呂が燃え出す。
人が集まってすぐに消し止め、大ごとにはならず。

20日夜四ツ時(午後10時)、少し地震がある。

21日、永安寺山門の棟上供養が行われる。

12月25日夜、市之宮(一宮)地蔵寺で火事がある。

(65頁「あねさん…」から続くものならん)このうたになそらえしものなるへし。

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