名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

庄内川の花火が懐かしい

文政7年。
文政7申7月申ノ月の11日、23日の申ノ日の七時申ノ刻(午後4時)に申(ほぼ南西)のに向かって鉢をかぶり、合唱して次の文句を3度唱える。
倶毘羅神現頭痛鬼出急々如律令(クヒラシンケンツツウキシユキウキウニヨリツレイ)
と唱えて鉢の底に灸を7つすえる。
ただし鉢は新しい品を用いる。
もっとも誰に用いてもよし。
12年目にまたこの日がある。
このことがこの時大いに流行る。

7月26日、熱田誓願寺の壁にもたれて38、9才の飛脚風の者が切腹する。

8月21日、稲生で御松明方の揚火(花火)が行われる。
ここで行われるのは初めてのこと。
昼夜22本は上げれず。
城から御覧になるためここで行われると。
他所でもよく見える。

同夜、綿屋町に住む平岩有郷が子を折檻して殺し、悪評が立つ。

8月、伝馬橋の普請が行われる。
この時、赤松半四郎という日雇頭の16才の倅は力持ちだったが、石を載せた棒の前を担いでいて踏み外し、石を背負ったまま落ち、ひしゃげて死んでしまう。
憐れなことである。

8月1日から3日までの延べ2日、東寺町常徳寺で次の開帳を行う。
大いに人が集まる。
勅願所 妙満寺霊宝 紀州道成寺の鐘。
天拝大曼荼羅
高祖日蓮大菩薩御開眼日。

津嶋天王の外遷宮(本殿の工事のため一時仮殿へ移す儀式)が5月に行われたが、天王が向かいの郷三宅村へ飛び去ったと噂される。
真実はわからないが、三宅への参詣がはなはだ多くなると云々。

8月3日夜七時(午前4時)頃、巾下海福寺で火が出る。

8月17日から壬8月21日まで甚目寺内一乗院の本尊如意輪観音を開帳する。

閏8月12日から9月3日まで新居屋村法性寺本尊薬師如来小野小町守寺本尊如意輪観音を開帳する。

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