名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

まだ慣れていない馬だと大変

享保2年2月10日。
手形は4斗2升あまり。

杉の町で左右田与平の子で和田六左衛門の弟子である藤左衛門が馬を乗りならしていて片方の鐙(あぶみ)が外れ、踏みなおそうとすると馬が横を向き、成田新五左衛門門の入口の柱に強く打ち付けられた。
反対側の上では柱に歯が3つ刺さっていた。
その後、手でようやく歯を抜き取った。
下唇がかなり裂け、左肩を強く打ち、頭も少し打っていた。
馬は与平のものであった。
与平と舅の藤井一郎右衛門などが騒いで駆けつけ、駕籠で帰った。