名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今度は法事です

正徳3年8月22日。
辰刻(午前7時)、法事が始まる。
名代は兵部殿、瑞祥院様名代は肥田孫左衛門、本寿院様名代は鈴木勝右衛門が勤める。
法事が終わり、鐘を叩いての惣念仏を行う。
御位牌の後ろの上に本尊を置いたのはこの度が初めてであった。
いつもの本尊は大きすぎたので内仏と入れ替えて置いた。

法事中納経に集まったものを記す。
中日だけは納経が行われず、これは日が変わったためであった。
護摩院・定光寺・長久寺・天王坊・万松寺・政秀寺・大光院・馬嶋明眼院・御嵩願興寺・木根竜泉寺・熱田医王院・長野万徳寺・蜂須賀蓮花寺・大塚性海寺・小松寺村小松寺・柿並大御堂寺・戸部天福寺・犬山瑞泉寺・惣見寺・長良崇福寺・白林寺・妙興寺妙興寺・大林寺・大高長寿寺・下津正眼寺・白坂雲興寺・小折久昌寺・九坪平田寺・常滑総心寺・緒川乾坤院・萱津妙勝寺・同所実成寺・法花寺・神戸善覚院・甚目寺法花寺・土田宝幢院・甚目寺東林坊・国府宮威徳院・八事興正寺・六角堂・長光寺・土田大吉寺。
以上 法華経
相応寺・大森寺・性高院・高岳院・緒川善導寺・飛保曼陀羅寺・部田祐福寺・大野東竜寺・願証寺・聖徳寺・守綱寺・熱田誓願寺・篠木退休寺・教順寺・東寺町浄円寺・寿経寺・遍照院・清浄寺・西蓮寺・清安寺・光明寺・梅香院・阿弥陀寺・法蔵寺・瑞宝寺・養林寺・尋盛寺・宝因寺・東輪寺。
以上 三部経。
入仏の覚。
22日経が終わり、瑞祥院さまから霧山平家の頓写が行われる。
23日本寿院様の施餓鬼が行われる。
24日摂州様・隅州様御両所から各施餓鬼が行われる。
三十五日但州様・万五郎様から各施餓鬼が行われ、六十七日梅昌院様から施餓鬼が行われる。
四十九日瑞祥院様・本寿院様から各施餓鬼が行われる。
22日隼人・山城の同心が出向く。
この日入仏事が終わり、何れも提灯で帰る。

円覚院様霊屋御普請奉行両人は御先手平野甚右衛門・今井甚左衛門が勤めることを周防守が建中寺で申し渡され、御屋敷奉行は同心頭と御国御用人に24日に申し渡す。
あちこちから遣わされた使者を記す。(後略)