正徳3年5月30日。
津田奥右衛門召仕谷介を引き廻し、磔となる。
枝(橦)木町へもやって来る。
札には、この者は主人の長屋へ古着買いをだまして呼び入れ、金を奪って殺し、その他あちこちで盗みに入ったためこの如くと云々。
仲間1人は追放となる。
これは谷介の悪事を知りながら知らせなかった罪で。
出来町で大根泥棒と欺いて殺しを行った者と古鉄屋は牢屋で打ち捨て、木引は追放となる。
前津小林村の新町下道端に年のころ3歳ほどの女の子が捨ててあった。
これを今日地元の者が見つけ出す。
着るものは木綿をつぎつぎ、一重もの木綿つぎつぎて腹にかけると云々。
町への廻文にある。