名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

正徳3年5月の天気です

正徳3年5月2日。
1日中天気が安定せず。雲が乾(北西)へ流れて行く。巽(南東)の風が吹き、夜になると時々雨が降る。亥(午後9時)過ぎから雨が降り出し、風も吹き、1晩中激しく雨が降る。
正徳3年5月3日。
雨が止み、段々と晴れる。薄曇。
正徳3年5月4日。
晴。
正徳3年5月5日。
快晴。涼しい。1日中西風が吹き、竹の子をたくさん吹き折る。
正徳3年5月6日。
快晴。涼しい。文左衛門は綿衣を着る。
正徳3年5月7日。
雨が降り、寒い。文左衛門は綿衣を着る。夜も雨が降る。
正徳3年5月8日。
時に雨が降り、時に晴れ、時に曇る。昼過ぎから晴れる。戌(午後7時)過ぎ、雨が降って止む。
正徳3年5月9日。
晴。
正徳3年5月10日。
時々薄曇。
正徳3年5月11日。
曇。辰半(午前8時)からわずかに雨が降り、少しして止む。夜、曇る。時にわずかに雨が降る。
正徳3年5月12日。
晴。夜は曇り、時々雨が降る。
正徳3年5月13日。
曇。辰半(午前8時)過ぎから雨が降る。昼前後、西の方では雨が降りしきる。しばらくすると晴れ始める。未半(午後2時)、また東の方では雨が一降りし、時に小降り、時に晴れるような時間もある。
正徳3年5月14日。
晴。寒い。1日中西北の風が家を揺らす。夜、寒い。
正徳3年5月15日。
寒い。今月今までは家にいれば昼間であっても帷衣を着ることはなかった。時に綿衣、時に袷などを着る。今朝などは綿衣でも寒かった。近頃連日、雨が降らなければ曇っており、時に風が吹くなど不順な天気であった。
正徳3年5月16日。
晴。
正徳3年5月17日。
晴。
正徳3年5月19日。
初めて暑い。しかし、家では単物(ひとえもの)か袷を着る。この夜、戌(午後7時)過ぎに図のように(図省略)南北に尤旗雲(旗のような雲)が現れる。亥(午後9時)には雲に覆われて見えなくなる。翌夜にまた東の方に現れる。南から艮(北東)へかけてはてなく続いている。
正徳3年5月20日。
文左衛門は昼には帷子を着る。深夜から雨が降る。
正徳3年5月21日。
雨。未(午後1時)から雨が止む。曇。申(午後3時)前、雷が1度轟く。戌(午後7時)から雨が降る。亥(午後9時)から雨が止む。寅刻(午前3時)、土砂降りとなる。その音は雷のようであった。しばらくして雨は止む。小降りとなる。
正徳3年5月22日。
晴。
正徳3年5月23日。
曇。未(午後1時)過ぎから小雨となり、深夜に雨が止む。
正徳3年5月24日。
晴。
正徳3年5月25日。
晴。
正徳3年5月26日。
曇。辰半(午前8時)から小雨が降る。1日中雨が降る。夜になって雨が止む。
正徳3年5月27日。
晴。
正徳3年5月28日。
夜、曇る。
正徳3年5月29日。
曇。辰半(午前8時)から雨が降る。夜、時々雨が降る。
正徳3年5月30日。
小雨が降る。辰(午前7時)から雨が止む。1日中曇る。