2024-11-24 もったいないお言葉 鸚鵡籠中記 正徳3年4月6日。卯半(午前6時)、万五郎様が文左衛門の町を通り、木曽路を江戸に向かわれる。中村又蔵は馬2匹、借槍1本で御供をする。養父碩雲が一昨日亡くなったが、今日又蔵が出発した後で亡くなったことにする。御歩行衆を雇い、五十人目付関留市兵衛と舎人浅之右衛門と2人を雇う。御小納戸野呂瀬文蔵も御供をする。文左衛門が門の外少し東へ御目見に出ると、わざわざ定右衛門息災かとの言葉をかけられる。笠や馬を巧みに扱う。