名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

無理に誘うからだよ

正徳3年3月20日。
近頃、花井勘右衛門が借屋大坂屋市左衛門という者を参宮するからと誘ったが、日蓮宗なので参宮なら嫌だが、遊びとうことなら一緒に行くと言った。
清火(切り火)をすると参詣になるからと清火もせずに一緒に出かけた。
宮川で垢離を行えと言ったが、大きなことを言って応じなかった。
帰りに四日市に泊まると、夜ふと起き出して自害した。
まぎれもなく神罰と云々。
本町の者どもが急いで出かけて騒ぎとなった。
市左衛門の養父市左衛門は先年茶屋の長屋にいたが、自害していた。
日蓮に悪法には思いやられる。

近頃、乞食の足を杉ノ町の酒屋の六尺(下僕)が車で轢いて折ってしまった。
町奉行が詮議を行う。
車引は牢に入り、乞食は金2分を施された。