2024-11-05 職務怠慢か 鸚鵡籠中記 正徳3年1月27日。文左衛門は八弥と共に寄合から市へ行き、酒を頂く。巳半(午前10時)、一の鳥居へ行き、操りを見る。演目はこもち山うば(嫗山姥)。去年聞いたのと同じでおかしな吟(節)が度々出る。これで難波のことを思い出す。酒と食事で満腹となる。申(午後3時)過ぎに終わる。芝居の行われた艮(北東)の森でまた酒と食事を頂き、楽しんで日が暮れてから帰る。この日大嶋六右衛門足軽屋敷で火事と云々。現れなかった足軽頭が多く、御目付より尋ねがあると云々。