名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

職務怠慢か

正徳3年1月27日。
文左衛門は八弥と共に寄合から市へ行き、酒を頂く。
巳半(午前10時)、一の鳥居へ行き、操りを見る。
演目はこもち山うば(嫗山姥)。
去年聞いたのと同じでおかしな吟(節)が度々出る。
これで難波のことを思い出す。
酒と食事で満腹となる。
申(午後3時)過ぎに終わる。
芝居の行われた艮(北東)の森でまた酒と食事を頂き、楽しんで日が暮れてから帰る。

この日大嶋六右衛門足軽屋敷で火事と云々。
現れなかった足軽頭が多く、御目付より尋ねがあると云々。