名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

焦っただろうな

正徳2年9月15日。
巳(午前9時)から弥次右・八郎右・瀬左と地蔵池へ出かける。
加右衛門が投網を打ち、山田でまず酒と食事を頂く。
それからゆっくり歩きながら加右衛門の網に付いて水車のところまで行く。
それから松井で捕ったはへ(ハエ)を汁にして弁当を頂き、とても楽しむ。
帰り山田堤で酒を頂き、挽茶(抹茶)も頂く。
相応寺神明に寄り、湯立(熱湯による占い)などを見る。
戌(午後7時)前に帰る。

足軽頭武藤次兵衛が昨日言いつけられてこの日急に江戸へ出発する。
足軽は川並にいたのを呼び寄せ、湯漬けを食わせてすぐに出発する。
これは役替の時30日の準備で江戸へ発つようにというのが抜けていたため。
羽島平左衛門もこの日出発する。