名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

確かに今でも野焼きの煙を火事だと思うことがあります

正徳2年7月15日。
松尾作右衛門は長屋に住んでいた。
風に板がまくり上げられたので、未(午後1時)過ぎみ人を上げて繕わせていた。
下では松葉などを釜の下で燃やして湯を沸かすと、思ったより煙が外に吹き出した。
西隣酒井七郎兵衛のわら長屋も少し板が吹きまくられたので、人を上げて直させていた。
これを見ていて、火事だ、ここへも火の粉が飛んでくる、片方に寄せろなどと騒ぐ間に石川小右衛門が一番に駆けつけた。
石河小右衛門は作右衛門に様子を聞いて何事もなかったので帰っていった。
その後も長屋半左衛門・山田理右衛門・杉山次郎太夫などがやって来た。
夕暮れ前まで騒ぎとなっていた。

この日、稲荷建立のことで江戸よりどうなったかとの窺いがある