名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

東照宮祭

正徳2年4月17日。
宮へ大道寺駿河守が代参する。

祭礼は巳時(午前9時)に出発し、未下刻(午後3時)に戻る。
万五郎様が見物する。

飯嶋藤十郎は行きと帰りで、馬も馬具も自分の衣服、挟箱・槍、供の衣服まで全て替わる。
前代未聞のことであった。牧彦右衛門は藤十郎の跡に乗る。

雷の車の警固は若衆13人で、12ケ月の模様のついた小袖を着る。
正月は門松・羽子板。
2月は種蒔(ナハシロ)。
3月は雛のたぐいで地は紅染であった。