名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

それでも無事戻れてよかった

正徳2年2月22日。
戌半(午後8時)過ぎ、両親が名古屋へ戻る。
この日船で桑名から1里(1里は約4キロ)程出たところ、風が強くて1時(1時は約2時間)ほど碇を下ろし、その後ようやく漕ぎ寄せたが、潮がなくて小船2艘を400文で借りて熱田に到着する。
昨日は風雨がとても激しく、駕籠者などはとても難儀していた。