名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

勇虎は何かありそうな人物

正徳1年12月27日。
建中寺など歳暮の御目見がある。

25日の日付、目付林文四郎の名で先給先請の廻文がある。

近頃のことだろうか、竹内無遊の子勇寅が内室から15両ずつ金を下されると云々。
腰の廻り(小刀を用いる柔術)の師であった。
50ばかりの髪を調えた良い男だった。
4、5年前のことか、妹聟子千ものが勇虎の七間町の借宅へやってきて切ろうとするのをかえって討ち留めた。
手際が良かったと云々。