名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

望めば叶うのが殿様

正徳1年11月3日。
市買(市ヶ谷)へ進物の鷹が到着する。
赤林貞右衛門が請け取り、尾州から鷹匠が来るまでは速水藤左衛門に預ける。

対馬守が牽いてきた朝鮮馬を公が所望したので、惣見寺で大泉太兵衛がこのことを説明する。
江戸市買(市ヶ谷)へ馬を牽いて来たが、その日はわからず。
対馬守には政常槍30筋・ちりめん20巻1種を遣わす。
取次をした者には銀10枚、馬を牽いて来た者には時服2つを下される。
12月3日厩方が仰せ付けられて江戸へ下り、名古屋まで牽いて来る。