正徳1年10月24日。
中根新六のところへ佐分源太左を呼ぶ。
昨年春御覧になった残り槍を御覧になられる、その上一昨年に書き出した後の新弟子の名と昨春御覧になった弟子の中で精を出して勤めている者、あるいは怠けている者、あるいは病気になった者、役儀のことなどや途中でやめた訳の書付を出すようにと云々。
今度は一流派を1日で御覧になられるので人数の多少は関係ないと云々。
源太左のほか昨年御覧になられた師いずれも同意され、先日小笠原半平・源太左へ内意があった。
近頃、奥向きに節約を言いつけられる。
紙1枚であろうと側用人の指図がなければ渡さないようにと坊主衆に言いつける。