名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

いよいと朝鮮通信使がやって来る

正徳1年10月4日。
本町、その他の通りでは戸に簾をかけ、屏風をきらびやかに立てて廻し、見物の男女が1日中溢れる。
その様子はまるで祭礼のようであった。

大須門前両側に桧林の木で馬屋を仮設し、あちこちから馬を用意する。
その他大須の裏から七つ寺・願証寺までの裏までたくさん馬を用意する。
驚くばかりであちこちの村から取り寄せた馬は1600疋と云々。