名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

いろいろとルールがあるのですね

正徳1年9月18日。
御目見についての申し渡しを山口の廻状から写す。
一 昨日河村兵蔵殿から出向くようにと申しきたので、拙者ども出向いたところ仰せ聞かされたのは御目見衆の出仕についてはこの間見受けられなかった。どういう申し合わせで出向かなかったのかと尋ねられた。どのような申し合わせもなかったと答えた。
一 言いつけられたことの兵蔵殿の覚書を写してことをすすめるように。面々が承った趣をよく理解し、事を進めるようにと仰せ聞かされた。このように言いつけられたのは出向かないのは良くないと老中の言いつけであると兵蔵殿が仰せ聞かされた。周りに知らせるようにとのことである。その他近所にも知らせるようにと。
9月18日。
青木藤大夫。
和田奈々右衛門。
志村藤助。
柴山林之右衛門。
茅原田新之右衛門。
座敷を廻る際は玄関まで廻られるので、御目見の輩は黒門内で御目見するようにと言いつけられたので精進日は除いて毎日朝5つ(午前8時)過ぎからいつもの通り黒門前あたりに詰めるように。座敷廻りがある時は黒門内に出向くようにと目付方からその際に指図がある。このことを周りに伝え承知しておくように。
以上。
卯9月。