名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

もう少しで冤罪

宝永7年9月15日。
近頃、横井新蔵槍持が質に入れた木綿に血が付いていた。
このため生田で木綿売りを切り殺した者かと詮議したところ、その夜は火事番で槍持ちは外に出ていなかった。
その上槍持ちの在所から持って来た木綿であることが明白であったので弁解することができた。
この者の請人の弁解はよくなかったので牢に入ったが、やがて許された。