2024-07-16 これぞ乱心 鸚鵡籠中記 宝永7年閏8月22日。昼頃、城に不審な者が1人入り、台所口で中間に詰問されて逃げ去った。後で中間がこの姿を目付に報告したので、にわかに城内で吟味があった。作事の人足が多く入り込んでいたので一々吟味があった。その晩また男がやって来たので、西鉄門で押し込めて置いた。合羽を持ち、脇差を差していた。この者が言うには、自分は越前の者で城主とは一家である。一家のところへやって来た者をなぜ押し込めるのか言ったと云々。この夜は岡八郎右衛門が当番であった。夜が明けて町方へ渡し、牢に入る。