名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これぞ乱心

宝永7年閏8月22日。
昼頃、城に不審な者が1人入り、台所口で中間に詰問されて逃げ去った。
後で中間がこの姿を目付に報告したので、にわかに城内で吟味があった。
作事の人足が多く入り込んでいたので一々吟味があった。
その晩また男がやって来たので、西鉄門で押し込めて置いた。
合羽を持ち、脇差を差していた。
この者が言うには、自分は越前の者で城主とは一家である。
一家のところへやって来た者をなぜ押し込めるのか言ったと云々。
この夜は岡八郎右衛門が当番であった。
夜が明けて町方へ渡し、牢に入る。