名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これも生臭坊主です

宝永7年7月24日。
阿部縫殿が日蓮宗に改宗する。
性高院へくだらない口上書が届いた。
去年よりせべ(瀬部)村に日観寺という寺を建てた。
強欲な常徳寺隠居の日念が欺き、衒ったので(売り込む)寺を建てた。
瀬部村庄屋の娘は一ノ宮村へ縁組が決まっていたのに、無理にこの娘を妾にして寵愛したが、近頃疱瘡を煩い、顔が醜くなったので何も持たせずに親のところに返していた。
一ノ宮の婿はもう他から女房を決めていた。
この妾も日蓮宗にさせられたが、一銭も与えられなかった。
親は恨んだけれど、どうしようもなかった。