名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

人を出さなきゃ金を出せ

宝永7年7月4日。
来年正月25日、円光大師500年忌が行われるので、名古屋で10院、尾張領分で7ヶ寺の鎮西派の上人は正月10日前後に上京するようにと。
尊統法親王知恩院の令旨を受け、知恩院方丈前の大僧正円理、知恩院の院家覚了院権僧正某から触が来る。
門中色衣(法衣)については、京都門下聚会の領金1人30両ずつ持参するようにと云々。
浄土の坊主などは大いに困ると云々。
上京しない寺々から1ヶ寺に3両3分ずつの後抱(シリカカエ、銭での代納)の考えと云々。