名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

海の男は荒っぽい

宝永7年5月4日。
紀州の船人(センド)どもが名古屋辺りでぶらぶら過ごしており、大須に立ち寄った。
船奉行天野孫七が紀侯を待つため一昨日から熱田へやってきており、白子・松坂からたくさん船がやって来ていた。
酒に酔って浄瑠璃語り喜兵衛を捕まえて放り投げ、覗のからくりを叩き壊し、いろいろと暴れまわった。
浄瑠璃語り甚四郎が現れて仲裁したと云々。
からくり師を連れて熱田までやって来て、船奉行に報告した。
この行いに紀侯は白子でこの船人どもを成敗した。