宝永7年4月15日。
春日井郡下飯田村真言宗安国寺の住僧が10日の夜包丁で自殺する。
23歳で、安国寺は開帳の最中であった。
14日、山田へ行く土橋のかかった下飯田の江川で女の死体が出ていた。
喉と足の裏に傷があり、いらという名であった。
去年まで下飯田村に奉公に出ていたが、昨年冬に病気とのことで戻っていた。
大曽根には兄長九郎のところに家族がいた。
どういうわけで死んだのかはわからなかった。
安国寺の僧の自殺と重なったので、この僧の仕業かと疑われたが、何の証拠もなかったので何事もなしで済ませた。