名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

連日のようにお遊び

宝永3年8月15日。
巳(午前9時)過ぎから加兵とともに味鋺へ魚釣りに出かける。
申(午後3時)過ぎに瀬左もやって来る。
酒や肴を思うまま楽しむ。
夕暮れ後、安井の堤から山田・矢田へ向かう。
道すがら右に松並木、左に白砂、流水に光が踊り、波が砕け竹藪が煙り、遠くの山や近村を一望する。
矢田の堤に座って花火を見る。
玉火(打ち上げ花火)や流星(からくり花火)など数百発があちこちで上がる。
大いに楽しみ、亥(午後9時)頃帰宅する。
この夜限りであちこちの花火は終わる。