名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

後を追って死ぬほど惚れていたのか

元禄11年8月5日。
屋久左衛門、初めの名は助四郎の妻が死に、夜、南寺町瑞宝寺で葬る。
人が帰ると6年勤めた手代が譖(潜・ひそか))に残り、埋めた上で自害に失敗し、念仏を唱えていた。
住持がこのように大勢が出入りした時は盗人などが紛れ込んでいるものだと、弟子に提灯を持って見廻らせた時にこれを見つけ出した。
3ヶ所所に傷があった。
密通かと。