2023-01-22 真っ暗な中で声だけするのは怖い 青窓紀聞 文政1年4月27日。熱田大宮御修復につき外遷宮(神体を本殿から仮殿へ移すこと)が行われる。参詣すると殊の外大賑わいで、社内の篝火は白昼のようであり、提灯は星のようであった。神幸(神のお出まし)の時は灯火がなく闇夜になったと。ただ、社家師人など御供のホウ引ホウ引という声がするばかりであった。恐ろしく、神代の昔が思われる。神官田島丹波守が神扉を開く。吉兆があると。